政策 |
コメント |
社会・経済 |
彼が大統領の頃に韓流ブームが巻き起こるのを見ても、歴史問題と経済を本音と建前でうまく切り分けていた気がする。竹島上陸という歴史的暴挙を犯した逆賊・李明博とは先見の明が雲泥の差。当然今より日本人旅行者も多く、株価も上々で経済も今より断然良かった模様。さらに言うなら、盧武鉉氏の世であればセウォル号の事件もあそこまで残念な結果にはならなかっただろう。
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外交 |
北朝鮮とも日本とも首脳会談を行い、幅広く対話外交を行っていたように思える。日本とは一時関係が悪化したが、朴槿恵政権と違って完全断絶とまではいっていない。太陽政策がしばしば批判されるが、それを止めた後の李明博政権時には度々衝突が起き、韓国国民が危険に晒された。盧武鉉氏の在任中にこのような事は無く、比較的東アジア情勢が安定して平和だったように思う。反米姿勢も見られたが、アメリカを排して北朝鮮と対話する事で、外部勢力に頼らずに悲願の南北統一を現実的な物として具現化しようとしたのではないだろうか。そういう意味では卓越した民族的愛国者とも取れる。
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歴史認識 |
靖国参拝を強く反対した盧武鉉氏。そもそもこの靖国参拝は韓国中国からだけでなく、欧米からもなかなか理解されない問題でもある。中国人の知人に聞くと、参拝自体は英霊を弔うという行為で理解できるが、戦犯までも同時に祭るのは理解できないとの事。聞いてみればなるほど、と思える指摘もあり、本件に反発するのは盧武鉉氏に限った話ではない。戦犯の烙印は連合国側の押し付けと言う日本人としての心情もあり、感じ方も人それぞれなのでこの辺は非常に難しいところ。これとは別に朝鮮戦争時の韓国軍の自国民虐殺にまで調査を進め、事実を闇に葬るor歴史捏造の流れを変えて自国の歴史と向き合う努力を行った事は、これまで誰もできなかった偉業と言える。
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首都移転計画 |
在韓米軍が撤退したら、ソウルは偉大な金正恩元帥様の無慈悲な白頭山電撃作戦で3日以内に陥落しかねない。開戦したら韓国の全人口の25%を占めるソウル市民が一斉に難民化する事により、韓国軍も民間人移送で戦争どころではなくなると予想される。首都が南方にあれば国民が一斉に難民化する事はなく、周辺国も色々と救助の準備ができるかもしれない。国家の一大事を考えての、真の愛国者ならではの計画だったが実現化しなかった。昔と違って都市が大きくなりすぎてしまったのも一因だろう。いずれこの計画を廃案にした事を、韓国国民がそう遠くない未来に後悔する日が来る気がしてならない。
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