2013/10/07 ~3日目①~




見慣れた空模様。上から見ていると、青い屋根の建物の近くに雨なのに座り込んでいるおばさんがいる。


↑の人はもしかしたら腹を空かせて動けないのか、これは何とかしなければと思い、 持参した袋ラーメンを持って
1人であそこまで行ってみる事にした。

1人でホテルを出て地下道を通ってその場所へ。その人を遠巻きに見ると、意外にも身なりがちゃんとしていて
眼光も鋭い。自分が勘違いしすぎたのか、大して困っていないように思えたのでそそくさと撤収し、朝食会場へ。
会場では初日にお会いした家族訪問のおじさん達2人と遭遇した。


お1 この国の印象はどうですか?
そうですね、思ったより明るいです。
お1 そうでしょう、報道と全然違うでしょう?
はい。(※と言っても旅行では良い面しか見れないが、それもひとつの判断材料と割り切っている)
お1 昨日は家族と鉄板焼きに行きましたよ。
私も行きましたよ、偶然ですね。今日は日本式の鰻を食べます。
お2 うなぎと言えば普通江ホテルが有名だね。ピンクの壁の・・・(※安山館の事か)



朝食のスープが美味。朝鮮半島の人々は出汁を取るのが得意なようだ。

雨なので今日は主に屋内観光。


男G3 昨晩弟にタバコを全部取られましたよ; 兄貴持ってるでしょ?って。
あーあー・・・。

さっきホテルの近くにうずくまっている人がいましたが、何か貰うのを待っているんでしょうか。
女G2 そんな事無いです。きっと誰かを待っているんでしょう。日本でもいきなり人に物をあげたらおかしいでしょう?
そうですね。しかし日本では家の無い人も居ますから・・・
女G2 こちらでは住む場所は国家が用意してくれますから、家の無い人は居ません。



人民大劇場通過。

大同門映画館。


主体思想塔
Tower of Juche idea。


安井田鶴子
安井田鶴子氏のご主人が主体思想を研究されていた。独裁の哲学、主体思想。人間は自由で人生は自分で切り開くもの、しかしそれは偉大な指導者の下に行われるべきという主張は完全に両者正反対な気がするが、まとまりある国造りを目指す場合はそういう事も必要かも、と思えたり。部族が対立を繰り返すような地域には適合するかもしれない。



塔の上から。見慣れたグレーの街並み。去年と同じ日本語の上手な女性現地ガイドが居て元気そうだった。

3年連続ここでは雨か曇り空なのが悔やまれる。


エレベーター内に蜘蛛が居た。


女G2 こちらでは朝に蜘蛛を見ると、珍しい人が訪れる良い知らせと言われています。
ほぅ。
女G2 夜に蜘蛛を見かけると良くない知らせです。



今までオーダーしても入れてくれなかった念願の人民大学習堂内部へ。

勤勉な市民が多く訪れている。



イントラネット文書検索。金丸信を検索するもヒットせず。

↑我々は社会主義建設の・・・


女G2 ここでは語学の講座も行われています。
何語が人気ですか?
女G2 英語と中国語です。(※今は日本でも英語と中国語は重要、ロシア語はそこまで上位ではない模様)
日本語はどうですか?
女G2 講座はありますが、あまり人気は無いです。
今日本語を学ぼうという人はどういう人ですか?
女G2 日本語で書かれた専門書を読む為に学ぶ人が居ます。


日本の図書を少し見せてもらったが、ちょっと古めの保健体育のようなものや
手話の本等があった。ガイド達も耳の聞こえない人達の団体を案内して、なかなか
普段のようにいかなかった苦労話を聞かせてくれた。



何かの工学系の研修風景。

音楽室。



虎舞竜のロード?? サザンの真夏の果実も名曲選集として共和国で聞く事ができる。それにしても一休さんまで・・・

人民大学習堂から金日成広場を臨む。ちなみに人民大学習堂でしか手に入らないレアなお土産もあるらしい。


こんな日本の音楽を聴く人いるんですか?
女G2 作曲家の人が音楽理論の研究で聴いたりします。
(※興味本位で聞くような人は居ないのかも)


綾羅イルカ館(ルンラド)
雨で外の観光もイマイチ・・・、そうだ、綾羅島(ルンラド)へ行こう!

という事で、綾羅イルカ館へ。






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